県内の茶工場にユニホーム『安全な茶』へ導入広まる

県内の荒茶加工場と仕上げ茶工場で、異物混入防止ユニホームを導入する動きが急速に広がっている。

 掛川市の作業服・事務服販売の静岡通商が食品業界用作業服を茶業者の意見を聞いて茶工場向けに改良。一月から予約を受け付け、二千着(上下)を超える注文があった。ユニホーム作りに助言した榛原町の坂部富士坂茶農協(村松久組合長)は、十七日の新茶生産から使用を始めている。
 

 ユニホームは毛髪や体毛が落ちないようにブルゾンそでやパンツそで、ウエスト部にインターネットを付け、腰に巻き込み防止面ファスナーを施した。服にちりやほこりが付きにくい制電効果も高めた。
 「安全なお茶作り」に向けて昨年九月、村松組合長が静岡通商のユニホームアドバイザー松本睦身さんに「安全で低価格な服を」と持ちかけた。松本さんが、専門メーカーが開発した異物混入防止ユニホームに着目。村松組合長らから、胸ポケットの携帯電話やたばこが落ちるなどの過去の事故事例や、業界としての要望を聞いて、改良服をメーカーに注文した。

 食品業界向け作業服の多くは一万円以上と高価だが、今回は中国で生産することでコスとを抑え、上下で四千五百円という安さも関心を高めた。

 松本さんは「二十六年間の販売経験で短期間にこれほど注文が殺到したのは初めて」と驚く。村松組合会長は「同じ坂部地区のほかの二茶工場も導入し、百七十人は着用する。生葉を持ち込む人もこの作業服姿を見ると、生葉の衛生管理にも気を配るでしょう」と話した。